月3万円(つみたてNISA時代の満額)を続けると、30年後にいくらになる?
「老後2000万円問題」が話題になって以来、漠然とした将来への不安を抱えている会社員の方は多いでしょう。給料はなかなか上がらないのに、年金はあてにならない。このまま何も対策しなければ、老後は生活水準を大きく落とさざるを得ないかもしれません。
しかし、安心してください。老後資金の不安は、新NISAを正しく活用すれば、ほとんどのケースで解決できます。この記事では、一般的な会社員が無理なく始められる「月3万円積立」が、30年後にどれほどの資産を生み出すのか、具体的なシミュレーション結果を公開します。
30,000円でこれだけ変わる!30年後の未来
もしあなたが現在30代だとすれば、定年までの30年間は、資産形成において最も強力な味方です。今回、金融庁の定める平均的な成長率(年利5%)を前提に、毎月3万円を「全世界株式(オルカン)」に投資し続けた場合のシミュレーション結果を見てみましょう。
【シミュレーション結果(年利5%想定)】
- 毎月の積立額: 30,000円
- 積立期間: 30年間
- 元本総額: 1,080万円
- 30年後の資産総額: 約2,500万円
なんと、自己資金(元本)1,080万円に対し、運用益だけで約1,420万円の利益が生み出されます。これだけで、あなたが不安に思っていた「老後2000万円問題」は、ほぼ解決したと言えるのです。
一方で、同じ期間、銀行預金(年利0.001%)に1,080万円を貯金した場合、資産はほぼ1,080万円のままです。積立投資が、いかに時間を味方につけ、将来の景色を変えるかが一目瞭然です。下のグラフを見ていただくと、資産が年々加速度的に増えていく複利効果が理解できるでしょう。
一般的な会社員のための成功戦略
なぜ「全世界株式(オルカン)」を選ぶべきなのか
新NISAで数ある投資信託の中で、私たちが全世界株式(オール・カントリー、通称オルカン)を推奨するのは、その手間いらずの完璧な分散効果にあります。オルカン一本に投資すれば、日本を含む先進国、新興国の優良企業数千社に、自動で資産を分散できます。
- 手間がかからない: 銘柄選定やリバランス(再調整)が不要。
- リスク分散: 世界経済の成長にまるごと乗れるため、特定地域の衰退リスクを避けられる。
- 歴史的な実績: 長期的に見れば、世界経済は成長を続けている実績がある。
月3万円を捻出する具体的な方法
「毎月3万円も投資に回す余裕はない」と感じるかもしれません。しかし、月3万円は、大きな支出を伴うことなく、生活習慣を見直すことで十分に捻出可能なラインです。
- サブスクリプションの見直し: 見ていない動画配信サービスや、使っていないアプリの月額課金を解約する(合計5,000円〜10,000円)。
- 外食・飲み会を控える: 週1回の居酒屋での飲み会を減らし、代わりに家飲みや自炊を増やす(月10,000円〜20,000円)。
- コンビニ利用の削減: コンビニでの無駄な買い物を避け、スーパーでのまとめ買いに切り替える。
今日から始める3ステップ
新NISAの仕組みは複雑に聞こえるかもしれませんが、始めるのは非常に簡単です。以下の3ステップで、すぐに資産形成をスタートさせましょう。
ステップ1:ネット証券でNISA口座を開設する
スマホから数分で申し込みが完了します。手数料が安く、商品ラインナップが豊富なネット証券(SBI証券、楽天証券など)を選びましょう。
ステップ2:投資信託と積立設定を行う
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を選び、毎月3万円(ボーナス設定も活用可能)を自動で積み立てる設定をします。
ステップ3:あとは「放置」するだけ
日々の株価変動を気にせず、設定したことを忘れて本業に集中しましょう。複利の力と時間の力が、あなたの老後資金を勝手に育ててくれます。
行動を起こすのに「早すぎる」ということはありません。今日、この3万円を捻出する決断が、30年後のあなたを救います。