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退職金がないフリーランス・自営業者。40代から準備する「iDeCo × NISA」完全マニュアル

「46歳になり、老後のことが急に現実味を帯びてきた」「会社員のような退職金も厚生年金もない自分は、このままではどうなるのだろうか?」

自営業として精力的に働く40代の皆様が抱えるこの不安は、非常に切実です。国民年金のみの場合、月々の受給額は平均約5~7万円程度(満額で約6.8万円/月)であり、これだけでは老後の生活を維持するのは困難です。しかし、ご安心ください。今から「月5万円」を戦略的に投資に回すことで、将来の不足分を補う「自分だけの退職金」を20年で作ることは十分に可能です。その鍵となるのが、節税効果の高いiDeCoと、柔軟性の高い新NISAを組み合わせたハイブリッド戦略です。

50,000円(iDeCo併用)でこれだけ変わる!20年後の未来

今回のシミュレーションでは、毎月50,000円を20年間、年利5%(全世界株式の長期平均リターンを想定)で運用した場合の資産推移を見てみましょう。特に自営業者様向けに、節税メリットを最大限に享受するため「iDeCo(月2万円)+ NISA成長投資枠(月3万円)」の組み合わせを採用します。

【目標達成シミュレーション(20年後)】

  • 毎月の積立元本: 50,000円
  • 積立総額(元本): 1,200万円
  • 運用目標総額: 約2,056万円
  • 運用益(非課税): 約856万円

元本1,200万円に対し、約856万円もの運用益が非課税で手に入ります。もしこの5万円をただ銀行預金に貯めていた場合、20年後に手に入るのは元本の1,200万円のみです。投資の力を使えば、約800万円の「退職金」をプラスで作れるのです。

下のグラフを見てください。時間が経つにつれて、運用益が雪だるま式に増えていく様子(複利効果)がはっきりとわかります。

46歳・自営業・国民年金のみのための成功戦略

なぜ「全世界株式(オルカン)」を選ぶのか

46歳から20年という期間(66歳まで)は、リスクを取りすぎず、しかし確実に資産を増やすバランスが重要です。全世界株式(通称オルカン)は、特定の国や地域に依存せず、世界経済の成長の恩恵を幅広く受けられるため、長期運用における最も手堅い選択肢の一つです。これは、特定の企業の分析に時間を割けない自営業者にとって、手間がかからず、精神的負担も少ない理想的な投資先です。

iDeCo優先とNISA併用が必須の理由

会社員と異なり、自営業者(国民年金第1号被保険者)は退職金制度がないため、節税策が限られています。iDeCoは、掛け金全額が所得控除の対象となる、自営業者にとって「最強の節税ツール」です。課税所得が減ることで、毎年支払う税金(所得税・住民税)が確実に安くなります。

プロの助言:

自営業者はiDeCoの節税メリット(掛け金全額控除)を最大限に活用すべきです。しかし、iDeCoは原則60歳まで資金を引き出せないため、緊急時の流動性を確保することが重要です。この流動性確保のために、いつでも引き出しが可能な新NISAを月3万円併用する「ハイブリッド戦略」が必須となります。

失敗しないための具体的な注意点

  • 短期の値動きに惑わされない: 20年の積立期間中には、必ず株価が下がる時期があります。狼狽売りせず、「安い時に多く買えている」と前向きに捉え、積み立てを継続してください。
  • 生活防衛資金の確保: 投資を始める前に、事業が傾いたときや病気になったときのために、生活費の6ヶ月~1年分(約300万~500万円)をすぐに引き出せる普通預金で確保しておきましょう。
  • iDeCoの出口戦略: iDeCoの資産は60歳以降に一時金または年金形式で受け取れます。税制メリットを最大限にするため、受け取りタイミングや方法も事前にシミュレーションしておくと万全です。

今日から始める3ステップ

退職金の準備は、思い立った日が吉日です。まずは以下の簡単なステップから始めましょう。

  1. ステップ1:iDeCoとNISAの口座開設
    まずは手数料が安く、投資対象商品が豊富なネット証券(SBI証券、楽天証券など)を選び、iDeCoとNISAの両方の口座開設手続きを同時に進めます。
  2. ステップ2:積立設定と商品選択
    iDeCoは月2万円、NISAは月3万円を設定。商品はいずれも「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」など、低コストの全世界株式インデックスファンドを選びます。
  3. ステップ3:あとは「放置」を徹底する
    一度設定すれば、あとは毎月自動で積立が行われます。市場のニュースに一喜一憂せず、20年後の目標達成に向けて淡々と積立を継続する「放置」を徹底してください。

40代からのスタートでも遅くありません。賢くiDeCoとNISAを組み合わせ、ゆとりある老後生活を勝ち取りましょう。

毎月50,000円(iDeCo併用)を5%で運用した場合

※手数料や税金は考慮していません。将来の成果を保証するものではありません。

まずは口座開設からスタート

思い立ったが吉日。楽天証券かSBI証券なら間違いありません。