子供2人、教育費地獄の予感. 学資保険代わりの新NISA活用術【元本割れリスクは?】
「子供が2人いるけど、教育費が怖い」「学資保険じゃ全然増えない」—— 36歳で、3歳と1歳のお子様を持つあなたのお悩みは、まさに日本の平均的な子育て世帯が抱える最大級の不安です。
もしこのまま銀行預金に月2万円を貯めるだけなら、20年後には480万円にしかなりません。しかし、新NISAを正しく活用すれば、元本割れリスクを抑えつつ、そのお金をより大きく育むことができます。特に「いつまでに使うか」が決まっている教育資金では、リターンを追い求めるよりも「守り」の運用が鍵となります。
20,000円でこれだけ変わる!20年後の未来
毎月20,000円を20年間積み立てる場合をシミュレーションします。今回は、教育資金という性質上、リスクを抑えた年率3.5%のリターンを目標としました(これはバランス型ファンドの現実的な期待リターンです)。
シミュレーション条件
- 積立期間:20年間 (36歳〜56歳)
- 毎月の積立額:20,000円
- 目標リターン:年率 3.5% (投資スタイル:株式50%・債券50%)
結果をご覧ください。下のグラフは、銀行預金(ほぼ0%)と、このバランス型NISA運用を比較したものです。
[グラフ挿入スペース: 銀行預金 vs NISAバランス型 (年率3.5%)]
20年後、あなたの資産は約687万円になっている計算です。
元本(480万円)と比較すると、約207万円の利益が非課税で生まれたことになります。これは銀行預金では絶対に到達できない領域です。株式100%に比べリターンは控えめですが、子供たちが大学入学を控える直前に市場が大暴落したとしても、債券が含まれている分、元本割れを防ぎやすい「守りの運用」と言えます。
36歳・子供2人の教育費を成功させるための戦略
教育資金の運用において、最も重要なのは「期限がある」という点です。長男が大学に入学する15年後、次男が入学する17年後に、必ずまとまったお金が必要になります。
なぜ「バランス型(株式50:債券50)」を選ぶのか
学資保険の代わりとしてNISAを使う場合、目標はハイリターンではなく、「確実に元本を増やしながら、暴落時に資産が半減するのを避けること」です。
株式100%のインデックスファンドは高いリターンが期待できますが、数年に一度の大暴落時には資産が30%〜50%吹き飛ぶリスクがあります。もしそれが長男の大学入学直前に起こったら、計画が破綻してしまいます。バランスファンドであれば、株式が下落した際に債券が緩衝材となり、全体的な下落幅を抑える効果が期待できます。
使う時期が決まっている教育資金は、株式100%だと非常に危険です。バランスファンドを選ぶことに加え、さらに安全性を高めるための「出口戦略」を設定しましょう。
- 目標年の5年前(長男14歳頃)から、徐々にリスク資産を減らし始める。
- リスク資産(株式・債券)の一部を、元本保証型の定期預金やMMF(現金)に移し替える「リバランス」を実行する。
- 大学入学直前には、必要な教育資金のほとんどを現金化し、市場の変動から完全に隔離しておくことが鉄則です。
今日から始める3ステップ
教育費のためのNISA運用は、始めるのが早ければ早いほど有利です。準備は非常に簡単です。
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ステップ1:新NISA口座を開設する
ネット証券(SBI証券、楽天証券など)を選び、NISA口座(成長投資枠・つみたて投資枠)を開設します。
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ステップ2:バランスファンドを設定する
「つみたて投資枠」で、株式と債券が組み込まれた低コストのバランスファンドを選定します(例:eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)など)。毎月20,000円を自動で引き落とされる設定にしましょう。
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ステップ3:長期的に放置する(時々リバランス)
基本的に放置で構いませんが、子供の入学が近づいたら(5年前を目安)、リスクの低い資産へ資産を移動させる「出口戦略」を忘れず実行しましょう。
※本シミュレーションは特定の利回りを保証するものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。