奨学金返済が月2万あるけど、NISAもやるべき?返済優先か投資優先か徹底比較
24歳、独身、手取り20万円。毎月奨学金の返済(仮に月2万円)がある中で、「老後のために投資を始めたいけど、借金があるのに投資なんてしていいの?」と悩んでいませんか?
その悩み、とても正直で健全です。多くの人は「返済を終えてから」と考えがちですが、それは大きな機会損失かもしれません。特に若いうちにしか享受できない「時間の力(複利効果)」を使わないのは、非常にもったいないことです。
本記事では、奨学金の金利とNISAの期待リターンを比較し、手取り20万円のあなたでも無理なく続けられる「返済と資産形成の二刀流戦略」を、具体的なシミュレーションを交えて解説します。
10,000円でこれだけ変わる!20年後の未来
たとえ奨学金の返済中でも、無理のない範囲で月1万円を積み立てるだけで、20年後には大きな差が生まれます。
シミュレーション結果:40歳で資産410万円
今回、最も多くのプロが推奨する「全世界株式(オルカン)」に、毎月10,000円を積み立てた場合のシミュレーションを見てみましょう。現実的なリターンとして年利5%で計算します。
- 毎月の積立額: 10,000円
- 運用期間: 20年間(24歳〜44歳まで)
- 元本総額: 240万円(1万円 × 12ヶ月 × 20年)
- 年利5%での試算結果: 約410万円
元本240万円に対し、運用益だけで約170万円を得られる計算です。もし、この20年間、投資ではなく銀行預金(金利0.001%程度)に預けていた場合、資産はほぼ240万円のままです。NISAを活用するだけで、老後の資金準備に大きな一歩を踏み出せるのです。
※下のグラフを見てください。時間が経つほど、複利効果によって運用益が急カーブで増えていくことが確認できます。
24歳・奨学金返済中・手取り20万のための成功戦略
返済優先?投資優先?数理的な正解とは
あなたの奨学金の金利はいくらでしょうか?多くの奨学金(特に有利子でも低金利のもの)は、金利が0.5%程度に設定されています。
一方で、新NISAで全世界株式に投資した場合の長期的な期待リターンは5%程度です。
「返済金利 0.5%」よりも「投資期待リターン 5%」の方が遥かに高いため、数理的に考えると、繰り上げ返済よりもNISAでの資産運用を優先する方が正解です。
おすすめは「月1万円の二刀流」戦略
頭ではNISA優先が正しいとわかっていても、「借金がある」という事実は精神的な負担になります。そこで提案したいのが、返済と投資を両立させる「二刀流」です。
- 奨学金返済: 通常通り継続(月2万円)
- 新NISA積立: 最低限のスタートとして月1万円
この1万円は、複利の恩恵を最大限に受けるための「種銭」です。まずはこの小さな一歩を踏み出すことで、将来の選択肢が劇的に広がります。
投資スタイル:なぜ「オルカン」を選ぶべきか
手取り20万円で忙しい20代にとって、銘柄選びに時間をかける必要はありません。選ぶべきは「全世界株式(オール・カントリー)」です。
- 分散性: 日本だけでなく、米国や欧州、新興国など約3,000銘柄以上に分散投資します。どこかの国が不調でも、他の国がカバーしてくれます。
- 成長性: 世界経済の成長にまるごと投資するため、長期的に見ればリターンが期待できます。
- 手間いらず: 一度設定したら、あとは基本的に放置でOKです。
今日から始める3ステップ
実際に資産形成を始めるために、複雑な手続きは必要ありません。以下の3ステップで今日からスタートできます。
- ネット証券でNISA口座を開設する
- 「つみたて投資枠」の設定と銘柄選択
- 後は引き落としを設定して「放置」する
スマホやPCから数分で申し込みが完了します。金融機関は、手数料が安く、取り扱い銘柄が多いSBI証券か楽天証券を選べば間違いありません。
「つみたて投資枠」を選択し、銘柄は『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』を選びましょう。毎月の積立額を10,000円に設定します。
毎月自動で銀行口座から引き落とされ、自動で買い付けが行われます。市場のニュースに一喜一憂せず、20年間、淡々と積立を続けることが最大の成功要因です。
奨学金返済という現実と向き合いながら、賢く資産を増やしていく「二刀流」は、今のあなたにとって最も現実的で合理的な戦略です。将来の自分を助けるために、まずは無理のない1万円からNISAをスタートしましょう。
毎月10,000円を5%で運用した場合
※手数料や税金は考慮していません。将来の成果を保証するものではありません。
まずは口座開設からスタート
思い立ったが吉日。楽天証券かSBI証券なら間違いありません。